68社の番号、53種類
ライセンス番号は何を証明し、日本では何の代わりにもならないか
仮想通貨カジノのサイトの下には、たいてい番号が並んでいます。100社の記録では、番号を出したのが68社、番号の種類は53しかありませんでした。番号は会社に対して出るので、一つの番号が複数のブランドを覆います。このページは、その番号が答える一点と、答えない部分を分けます。
| 事業者 | ライセンス | 本人確認 | 対応通貨 | 対象外の国 | 開く |
|---|---|---|---|---|---|
| Vave | Curaçao Gaming Authority | 金額の記載なし | 6 | リスト未読 | 開く |
| Vave は当サイトの提携先で、この行のリンクは有料掲載です。読者が口座を開くと当サイトに報酬が入ります。並び順は報酬では決まりません。Vave はこのページの集計にも順位づけにも入れていません。同社の対象外の国リストは読めていないため、その欄は「リスト未読」のままです。 | |||||
| Rocketpot | Curacao | US$2,500 | 13 | 34 | |
| DuckDice | Anjouan Gaming Board | 金額の記載なし | 10 | 16 | |
| Empire.io | Anjouan Gaming Board | 2,000 USDT | 未読 | 12 | |
| Metaspins | Curaçao Gaming Authority | 金額の記載なし | 8 | 58 | |
| Rainbet | Anjouan Gaming Board | 金額の記載なし | 9 | 11 | |
| Shuffle | Curaçao Gaming Authority | 金額の記載なし | 6 | 15 | |
| Wild.io | Curaçao Gaming Authority | 金額の記載なし | 12 | 45 | |
| Wolf.bet | Anjouan | 金額の記載なし | 13 | 48 | |
| Bitsler | Curaçao Gaming Authority | 金額の記載なし | 未読 | 1 | |
68社が番号を出し、種類は53しかない
100社の記録のうち、ライセンス番号が入っているのは68社です。ところが番号そのものを数えると53種類しかありません。
差の15は、番号を分け合っているぶんです。
九つの番号が複数のサイトを覆っていて、その九つに合わせて24のブランドが乗っています。登記されるのは会社であって、画面に出るブランド名ではないからです。同じ会社が別の名前で三つのサイトを出せば、番号は一つで、サイトは三つになります。会社の側から数え直すと52社ぶんの会社名が43社に収まります。
残る32社は番号を出していません。発行元の名前も記録にないものが同じく32社あります。ここは「持っていない」ではなく「読めていない」で、それ以上のことは言えません。
発行元は二つに寄っている
発行元の名前が入っている記録を数えると、Curaçao Gaming Authority が37社、Anjouan Gaming Board が25社です。書き方の違う記載が6社あり、名前そのものが記録にないものが32社あります。
つまり、名前が読めた68社のうち9割はこの二つの発行元です。
表の10社も同じ形をしています。Curaçao が6社、Anjouan が4社。ここに日本の発行元は一つもありません。日本にオンラインカジノを対象にした発行の仕組みがないからで、これは事業者の選択の問題ではありません。
登記の状態も一様ではありません。100社では Active が32社、valid が25社、取り消しが5社、そして状態そのものが記録にないものが38社。表の10社では Active が5社、valid が3社、状態のないものが2社です。
番号が答える一点
番号に答えられる問いは一つです。発行した機関が、今もその登記を保っているか。
それ以外は答えません。
出金にかかる日数は答えません。規約が公平かどうかも答えません。日本の読者を受け付けるかどうかも答えません。最後の一つは事業者の別の文書、対象外の国のリストに書いてあり、そちらは38社ぶんしか読めていません。
番号と国の一覧が食い違うこともあります。同じ番号で動く五つのブランドのうち三つが日本を挙げ、二つが挙げていないという形は、実際に記録の中にあります。番号は会社について、国の一覧はブランドの規約について語っているので、二つは矛盾しません。ただし読者にとっては、答えが二つ並んでいることになります。
番号を自分で引く
発行元の登記は、どちらも口座の登録なしで開けます。
Curaçao Gaming Authority の分は cert.cga.cw です。事業者のサイトに書かれた番号ではなく、登記の側の記載を見ます。Anjouan Gaming Board の分は anjouangaming.com の公開登記にあります。
見るべきは三つです。番号が実在するか、記載されている会社名が事業者の名乗る会社名と一致するか、状態が有効のままか。
表の10社では、8社の番号が発行元の登記に届きました。残る2社、Rocketpot と Wolf.bet では、ライセンスのリンクが事業者自身のサイトを指しています。番号は書いてあり、それを裏づける先も同じ事業者だということです。これは番号が偽物だという意味ではありません。読者が第三者の記載で確かめる道が、その2社については開いていないという意味です。
番号の中の年は開業年ではない
Curaçao の番号は、二つ目の区切りに年が入ります。ここを事業者の開業年と読むと、まず外れます。
年が示すのは登記の年です。
表の中でも見えます。Bitsler は2015年から動いていて、番号は2024年の形です。Wild.io は2022年からで、番号はやはり2024年の形。登記が新しい様式に切り替わると、前から動いていた会社も新しい様式の番号を受け取ります。
なお、開業年そのものが記録に入っているのは100社中11社だけです。ですからこのサイトは、事業者の古さを表の欄にしていません。
番号が変わっても、書類は同じことがある
読者が実際にぶつかるのは、次のような場面です。ある名前で登録がうまくいかず、別の名前のサイトへ移る。そちらは見た目も違い、番号も違う。
それでも、書類が同じことがあります。
本人確認の金額を公表した5社のうち3社は、金額も項の番号も同じでした。Bitcasino.io と Livecasino.io は同じ会社と同じ番号で、Sportsbet.io は番号こそ別ですが、同じ文面を同じ項番号で持っています。表の上の三つの行が、書類の上では一つの文面だということです。本人確認のページで並べています。
取り消しは番号を消さない
登記の状態が取り消しになった記録が100社のうち5社あります。BC.Game、Bets.io、Betriot、Casinoly、Zet Casino です。
うち3社は同じ番号 OGL/2023/103/0067 を出しています。
一つの登記が三つのサイトを覆っていて、その登記が効力を失った。それでも三つのアドレスは番号を掲げ続けています。サイトに書かれた番号は事業者の言い分で、登記の記載は発行した機関の言い分です。二つが食い違うとき、優先するのは後者です。
この5社は表に入りません。取り消しの記録がある事業者を並べない決まりだからです。中身は取り消しのページにあります。番号以外の欄をどう埋めたかは規約の読み方に書きました。
よくある質問
ライセンス番号は何を証明しますか。
海外のライセンスは日本の許可の代わりになりますか。
番号はどこで引けますか。
cert.cga.cw、Anjouan Gaming Board の番号は anjouangaming.com の公開登記で引けます。どちらも口座の登録は要りません。表の10社では8社の番号が発行元の登記に届き、Rocketpot と Wolf.bet のリンクは事業者自身のサイトを指しています。
Vave
Rocketpot
DuckDice
Empire.io
Metaspins
Rainbet
Shuffle
Wild.io
Wolf.bet
Bitsler