登記簿の読み方
登記簿でライセンスを照会する具体的な手順
仮想通貨カジノのフッターに並ぶライセンス番号は、それだけでは本人の申告にすぎません。発行元の登記簿でライセンスを照会すれば、番号が本当に発行されているか、いまも有効かを自分で確かめられます。
仮想通貨カジノのフッターに並ぶライセンス番号は、そのままでは本人の申告にすぎません。発行元の登記簿でライセンスを照会すれば、番号が本当に発行されているか、いまも有効かを自分で確かめられます。
このページでは、キュラソーの cert.cga.cw とアンジュアンの anjouangaming.com、それぞれでライセンスを照会する手順を順番に見ていきます。検索の入力欄に何を打ち込むかから、証明書のページで読み取る項目まで、実際の画面の流れに沿って整理しました。この手順を知っておくと、ほかの仮想通貨カジノの登記も同じやり方で確かめられます。
登記簿の記載と規約の記載が食い違う例も一件、具体的に見ていきます。何を証拠として残しておけばよいかも、最後にまとめます。手順自体はどちらの発行元でも大きくは変わらず、検索欄への入力と、結果ページで読み取る項目さえ覚えておけば十分です。
- ドメインか会社名で検索cert.cga.cw/search
- Certificate of Operation結果から証明書のページへ
- 記載を読む会社・番号・発行日・状態
- 状態Active / Revoked / Not Active
キュラソーのライセンス照会
番号ではなく、ドメインか会社名で検索する
cert.cga.cw の検索欄は、ライセンス番号での検索を受け付けていません。入力するのは、対象のドメイン(例:vavegame.com)か、規約に印刷されている会社名のどちらかです。番号だけをメモしていても、そのままでは検索できない点に注意してください。番号は検索の入り口ではなく、結果ページに表示される項目の一つだと考えておくと迷いません。
検索結果から開くページのタイトルは「Certificate of Operation」です。ここに表示される項目を、次の見出しで確かめます。
具体例: Bitcasino.io を照会する
たとえば Bitcasino.io を調べる場合、検索欄には bitcasino.io というドメインを入力します。結果に表示された「Certificate of Operation」を開くと、保有会社は Moon Technologies B.V.、番号は OGL/2023/111/0069、発行日は2024年7月1日と記載されています。2026年9月12日に照会したときは、状態が Active で、対象ドメインの一覧に bitcasino.io が含まれていました。
会社名で検索する場合は、規約に印刷されている名称をそのまま入力します。ブランド名(Bitcasino.io)ではなく、保有会社の名称(Moon Technologies B.V.)を入れる必要がある点に注意してください。ブランド名を入力しても、証明書の記録がその文字列と一致しなければ結果は出てきません。
具体例: Vave の照会結果
Vave のドメインである vavegame.com で照会すると、保有会社は Latcas B.V.、番号は OGL/2024/1676/0905、状態は Active です。2026年9月12日の照会では、証明書に付いているドメインの一覧に vavegame.com のみが記載されており、よく使われるもう一つのアドレスである vave.com は含まれていませんでした。ブランドとして覚えているアドレスと、証明書に載っているドメインが同じとは限らない、という具体例です。
会社名で検索してもヒットしないとき
保有会社の名称は、規約のなかでも複数の箇所に登場します。法人格の書き方や句読点の有無といった表記のわずかな違いで、検索結果が変わることがあります。ヒットしないときは、まずドメインでの検索に切り替えてください。ドメインのほうが表記のゆれが少なく、確実です。
証明書のページで読み取る項目
「Certificate of Operation」のページには、次の情報が並びます。
- 保有会社の名称
- ライセンス番号(OGL形式)
- 発行日
- 状態(Active、または Revoked)
- 証明書に付いているドメインの一覧
ドメインが証明書から外れている場合、そのドメインの欄は「Not Active」と表示されます。この5項目のうち、ブランド名だけを見ていては分からないのが対象ドメインの一覧です。会社全体の証明書が Active のままでも、個々のドメインが Not Active になっていることがあるため、どちらを見ているのかを区別してください。会社の保有関係が規約とも一致しているかは、運営会社を調べる3つの手がかりで追加の手順を紹介しています。
PDFの登記簿とポータルが食い違うとき
キュラソーは cert.cga.cw のほかに、cga.cw で別のPDF形式の登記簿も公開しています。このPDFにはドメインの欄がなく、ポータルの記載と一致しないことがあります。ドメイン単位で照会したいときは、ポータルのほうを優先し、PDFは補助的な確認として使うのが実務的です。PDFは資料としてまとめて公開されるのに対し、ポータルは証明書ごとに管理されているため、更新のタイミングがずれれば、同じ会社の記載でも一方にだけ反映されている状態が生まれます。
発行元が違えば、記録そのものが食い違う例もあります。Metaspins の規約第1.1項はアンジュアンの番号 ALSI-202606048-FI2 を印刷していますが、2026年9月12日にキュラソーの登記簿を照会すると、Metaspins N.V. が OGL/2024/1063/0437 の番号で、状態は有効、対象ドメインは metaspins.com として載っていました。同じブランドについて、二つの発行元の記録がそのまま重なるとは限らない、という具体例です。
一度の照会で終わらせない
同じ番号を複数回照会すると、状態が変わっていないかを確かめられます。Rocketpot の場合、規約の第1.2項に印刷された 1668/JAZ という番号を2026年9月12日と13日の二回照会しましたが、どちらの結果もキュラソーの登記簿では無効(not valid)という表示でした。一回だけの照会結果を長く使い回さず、大きな入金の前には日付を変えて確かめ直すことをすすめます。同じ番号でも、照会するたびに状態が同じとは限らないという前提で扱ってください。
アンジュアンの登録簿:anjouangaming.com
アンジュアンの登録簿はウェブサイト anjouangaming.com で公開されています。一件の登録には、会社名、状態、番号、発行日と有効期限、対象ドメインが並んでいます。書式はキュラソーのポータルと似ていますが、発行元が異なるため、番号の形式(ALSIから始まる番号)も別のものです。一件の登録に複数のドメインが並ぶこともあり、たとえば Wild Fortune の保有会社である Metlait SRL の登録は、2026年9月2日の時点で29のドメインを一つの記録にまとめて含んでいました。
アンジュアンの番号は、キュラソーの番号と並べて見比べると書式の違いがはっきりします。ここで注意したいのは、印刷された有効期限を過ぎたあとも、登録の表示が「valid」のままになっている例があることです。状態の表示と日付が食い違って見えたら、その場でどちらかを正しいと決めず、両方をメモしておくほうが確実です。ライセンスの有効期限そのものの読み方は仮想通貨カジノのライセンスで扱っています。
検索しても証明書が見つからないとき
ドメインで検索しても該当する証明書が出てこない場合もあります。これは、その番号がそもそも発行されていないか、対象のドメインが証明書の一覧に含まれていないことを意味します。ブランド名の第一印象だけで発行元を決めつけず、検索結果が空だったという事実も、確認した日付とあわせて記録しておく価値があります。同じドメインを後日もう一度検索すれば、状況が変わったかどうかを比べられます。
- 会社Metlait SRL
- ライセンス番号ALSI-202509073-FI2(2026年9月29日まで)
- ドメイン29件wildfortune.io を含む
規約の番号と登記簿の番号が一致する例
食い違いの例ばかりでは実感がわきにくいので、規約とフッターの番号がそのまま登記簿の記載と一致する例も挙げておきます。Wolfbet は、規約の第1条第1段とフッターの両方に ALSI-132405048-FI3 という番号を印刷しており、照会した番号と規約に書かれた番号が同じ形で並んでいます。一致しているかどうかを確かめる作業そのものは、Rocketpot や Metaspins の例と同じ手順で行えます。
見た内容をどう記録するか
登記簿は発行元が管理しているため、次に開いたときには内容が変わっている可能性があります。照会した結果は、次の形で残しておくと後から役に立ちます。
- 照会した日付を書き留める。
- 証明書のページ、または登録簿の該当行のスクリーンショットを自分の手元に保存する。
- 会社名・番号・状態・対象ドメインの4項目をメモする。
- 前回の記録が手元にあれば、状態や日付を照らし合わせて変化の有無を見る。
- 大きな入金の前には、同じ手順をもう一度繰り返す。
たとえば Rocketpot の記録を日付つきで残しておけば、12日の照会結果と13日の照会結果を並べて、どちらの時点でも同じ表示だったことを自分で確認できます。逆に、ある時点だけ状態が違っていた場合も、記録がなければ後から思い出すことはできません。この記録は自分のための控えであり、どこかに提出したり公開したりする必要はありません。入金前に確かめておきたいほかの点は、入金前に自分で確かめる5つの点にまとめています。
ライセンス照会の手順のまとめ
- 規約のページから、保有会社の名称を控える。
- キュラソーなら cert.cga.cw、アンジュアンなら anjouangaming.com を開き、ドメインか会社名で検索する。
- 証明書、または登録簿のページで、会社名・番号・発行日・状態を確認する。
- いま使っているドメインが、一覧に含まれているか照らし合わせる。
- 確認した日付とともに記録する。状態が「Revoked」だった場合の読み方は取り消されたライセンスの記事で扱っています。
下の表には、ここまでに触れた運営会社のライセンス番号と登記簿での状態を一覧にしています。
よくある質問
- cert.cga.cwでライセンス番号を直接検索できますか?
- できません。検索欄が受け付けるのは、対象のドメインか会社名のどちらかです。番号は、検索結果として開いた「CertificateofOperation」のページで確認する項目の一つです。
- ポータルとPDFの登記簿で記載が違うときは、どちらを優先すればよいですか?
- ドメイン単位で確かめたい場合は、ドメインの欄があるポータル(cert.cga.cw)のほうを優先してください。PDFの登記簿にはドメインの欄がなく、ポータルの記載と食い違うことがあります。
- アンジュアンの登録簿で、有効期限を過ぎているのに「valid」と表示されることがあるのはなぜですか?
- 理由は登録簿の側からは分かりません。印刷された有効期限と、表示されている状態が食い違って見える場合は、どちらか一方だけで判断せず、日付と状態の両方をメモしておき、時間を置いてもう一度照会することをすすめます。