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100件の照会

登記を引いた結果は1通りではない。100件の照会は5通りに割れる

キュラソーの証明書ポータルに100社のドメインを入れた結果を数えました。証明書が返ってきたのが59件、何も出てこなかったのが41件。証明書が返ってきた側も一枚岩ではなく、状態は4通りに割れます。「引けた/引けない」の二択で読むと、そのあいだにある3通りが見えません。

「引けた」と「引けない」のあいだに3通りある

サイトの下に書かれた番号を登記で引く。確認の手順としては、これがいちばん短い一手です。

ところが実際に100件を引いてみると、結果は二択になりませんでした。5通りに割れます。

私たちは100社のドメインをキュラソーの証明書ポータルに入れ、返ってきた画面をそのまま記録しました。読んだ日は2026年8月26日です。

5通りの内訳

数はこうなりました。

照会の結果件数
証明書が出て、状態が Active37
証明書が出て、状態が Revoked6
「この証明書は有効ではない」と表示される13
「このドメインは登録簿から削除された」と表示される3
該当なし(何も返ってこない)41

合計100件です。証明書らしい書面が返ってきたのは59件で、残る41件では画面に何も出ません。

読者が求めているのは「有効かどうか」ですが、名簿が返しているのは5通りの状態です。

証明書に何が書かれているか

書面が返ってきた場合、そこに並ぶ項目は決まっています。ドメイン名。運営会社の名前。その会社がキュラソー法に基づいて設立されたという記載。会社番号。ライセンス番号。国内の賭博条例(P.B. 2024, no. 157)への言及。交付日。そして現在の状態です。

会社名と会社番号まで印字されていたのは44件でした。

交付日まで入っていたのは43件で、2024年交付が28件、2025年交付が15件です。それより古い交付日は一件もありません。

これは業界が2024年に始まったという意味ではなく、制度の側が2024年の条例で作り直され、書面がその枠で出し直されたという意味です。だから交付日は事業者の歴史を測る数字にはなりません。番号そのものの読み方はライセンス番号のページにあります。

「有効ではない」と「削除された」は別のこと

証明書が返ってこない側の3通りは、文面が違います。文面が違えば意味も違います。

13件では、「この証明書は有効ではない」という趣旨の画面が出ます。この画面の文面自体が、事業者はライセンスを取得している場合もあれば、却下された場合もある、と両方の可能性を残した書き方をしています。つまり名簿の側が、この照会からは結論が出ないと明言しているわけです。

3件では、「このドメインは登録簿から削除された」と表示されます。過去に載っていたことを前提にした言い方で、これは「もともと載っていない」とは違う情報です。表の10社のうち Empire.io がこの3件に入ります。

41件では、そもそも何も返ってきません。

出てこないことは、事業者についての事実ではなく、照会についての事実です。

このうちのどれを「無免許」と読み替えることもできません。ドメインを鍵にした一つの名簿に載っていなかった、というのがこの照会で言えることの全部です。私たちの記録でも、この4通りはそれぞれ別の欄として残しています。空欄の書き分けは規約の読み方に書きました。

10社の一覧。各欄はライセンス登記と事業者自身の規約から取っています。空欄は「読めていない」という意味で、「ゼロ」でも「上限なし」でもありません。日本の許可の欄はありません。日本にはオンラインカジノの許可制度そのものがないからです。
事業者ライセンス本人確認対応通貨対象外の国開く
VaveCuraçao Gaming Authority金額の記載なし6リスト未読開く
RocketpotCuracaoUS$2,5001334
DuckDiceAnjouan Gaming Board金額の記載なし1016
Empire.ioAnjouan Gaming Board2,000 USDT未読12
MetaspinsCuraçao Gaming Authority金額の記載なし858
RainbetAnjouan Gaming Board金額の記載なし911
ShuffleCuraçao Gaming Authority金額の記載なし615
Wild.ioCuraçao Gaming Authority金額の記載なし1245
Wolf.betAnjouan金額の記載なし1348
BitslerCuraçao Gaming Authority金額の記載なし未読1

Vave は当サイトの提携先で、この行のリンクは有料掲載です。読者が口座を開くと当サイトに報酬が入ります。並び順は報酬では決まりません。Vave はこのページの集計にも順位づけにも入れていません。同社の対象外の国リストは読めていないため、その欄は「リスト未読」のままです。

表の10社を照会するとどうなるか

証明書が返ってきたのは4社です。

Metaspins が OGL/2024/1063/0437、交付日2024年10月4日。Shuffle が OGL/2024/1337/0628、交付日2024年10月16日。Wild.io が OGL/2024/210/0198、交付日2025年4月14日。Bitsler が OGL/2024/930/0387、交付日2024年7月22日。いずれも状態は Active でした。

残る6社は、証明書以外の4通りのどれかに入ります。うち1社が先ほどの「削除された」表示です。

10社のうち4社。これがドメイン照会だけで確かめられる範囲の広さです。

Anjouan の番号を持つ事業者は、この名簿では引けません。発行元が違うからで、そちらは公開登記のほうを見ることになります。取り消しの記録がどう残るかは取り消しのページにまとめています。

二つの名簿が食い違うとき

キュラソーには、このポータルのほかにもう一つ名簿があり、二つの記載が一致しません。

私たちがポータルの側を採るのは、ドメインを鍵に引ける唯一の情報源だからです。読者が手元で同じ照会を再現できる、という一点で選んでいます。

どの名簿を見たかを書かない数字は、確かめようがありません。

同じ理由で、このサイトの表には照会した日付が入っています。状態の欄は生きた欄で、翌週に変わっても名簿は誰にも知らせません。日付のない「有効」は、いつの有効なのか分からない文字列です。

自分で引くときの順番

サイトの下にある番号と、アドレスバーのドメインを両方控えます。

キュラソーの証明書ポータルはドメインで引きます。ALSI- で始まる番号なら発行元は Anjouan で、そちらの公開登記を見ます。

出てきた画面の文言を、要約せずにそのまま控えます。「有効ではない」と「削除された」と「該当なし」は、まとめてしまうと別の情報が一つに潰れます。

最後に、引いた日付を書きます。

四つの確認をどの順番で行うかは自分で確認するページに、確認の結果をこのサイトがどう扱うかは規約の読み方にあります。

よくある質問

100件の照会結果はどう割れましたか。
証明書が返ってきたのが59件、該当がなかったのが41件です。59件の内訳は、状態が Active のものが37件、Revoked が6件、「このドメインは登録簿から削除された」と表示されるものが3件、「この証明書は有効ではない」と表示されるものが13件でした。読んだ日は2026年8月26日です。
何も出てこないのは無免許という意味ですか。
違います。照会したドメインがその名簿に載っていなかった、という意味だけです。別の発行元の登記に載っている場合もあれば、名簿の側が更新されていない場合もあります。私たちの記録では、この結果は「該当なし」として残し、それ以上には広げません。
証明書には何が書かれていますか。
ドメイン名、運営会社の名前、その会社がキュラソー法に基づいて設立されたという記載、会社番号、ライセンス番号、国内の賭博条例(P.B. 2024, no. 157)への言及、交付日、そして現在の状態です。会社名と会社番号まで印字されていたのは44件、交付日まであったのは43件で、うち28件が2024年、15件が2025年の交付でした。
表の10社ではどうでしたか。
証明書が返ってきたのは4社です。Metaspins が OGL/2024/1063/0437 で2024年10月4日交付、Shuffle が OGL/2024/1337/0628 で2024年10月16日交付、Wild.io が OGL/2024/210/0198 で2025年4月14日交付、Bitsler が OGL/2024/930/0387 で2024年7月22日交付。残る6社は、証明書以外の4通りのどれかでした。
なぜ番号ではなくドメインで引くのですか。
この証明書ポータルがドメインを鍵にして引く仕組みだからです。キュラソーにはもう一つ名簿があり、二つの記載が食い違うため、私たちはドメインで引けるポータルの側を採用しています。どちらを読んだかを書かずに数字だけを出すと、その食い違いが読者から見えなくなります。

書いたのは kasoutsuka-casino 編集部

事業者の規約とライセンス登記を読む 更新 2026年9月3日