2026年8月26日の記録
出金の速さを書いた事業者は表に一つもない。書いてあるのは上限と期限だけ
表に並ぶ10社のうち、出金にかかる時間を文書に書いている事業者は0社です。代わりに書かれているのは、期間つきの上限が2社と、書類提出の期限が1社。比べられるのはその3つの数字だけです。
10社の記録で、時間の欄はいくつ埋まっているか
ゼロです。
表に並ぶ10社について、出金にかかる時間を書いた文書は一つも見つかりませんでした。速い事業者と遅い事業者がいないという意味ではありません。速さについて書かれた文書を私たちが読めていない、という意味です。
空欄は「無制限」でも「即時」でもなく、読んでいない、という記録です。
この扱いは全部の欄で同じで、書かない理由は書き方のページにまとめています。ここで大事なのは、他所の比較表がその欄に「5分」や「10分」と書けている理由が、私たちには説明できないという点です。
代わりに文書へ書かれている数字
書かれているものはあります。速さではなく、金額と期間です。
100社のうち、出金上限を公開しているのは14社。表の10社では2社です。Rocketpot が月5,000ドル、規約11.5項。Wild.io が週10万ドル、規約9.6項。
同じ「上限」でも、期間が違えば別の規則です。
さらに Rocketpot の11.5項には条件が付いています。私たちが読んだ文面は、5,000ドル以上の勝ちが出た場合に月5,000ドルを上限として支払う、という形です。金額だけを抜き出して並べると、この条件が消えます。14件の上限と4種類の期間の全体は出金上限のページにあります。
遅れは、たいてい上限ではなく書類で起きる
出金が止まる場所は、金額の上限より本人確認の側にあることが多いと考えられます。表の10社のうち、金額の基準を書いているのは2社だけで、残りは事業者の判断と書いてあるからです。
判断は、いつ発動してもよいという意味になります。
ここに一つだけ、期限の数字があります。Rocketpot は11.4項で、求めた書類を30日以内に提出するよう書いています。これは事業者が待つ側の期限であって、事業者が支払う側の期限ではありません。100社で読めた5件の金額と、その内訳は本人確認のページにあります。
出金の速さを決めるのは、たいていこの往復にかかる日数です。それを書いた事業者は、表にいません。
「即時」という言葉が指していないもの
事業者がチェーンに送信する時点と、その送信が確定する時点は別です。
どちらを指すかが書かれていない「即時」は、比べられません。
送信までが速くても、混雑したチェーンでは確定が遅れます。逆に確定が速いチェーンでも、事業者の内部承認が手作業なら、送信そのものが翌日になります。二つの区間はまったく別の理由で伸び縮みするので、一つの数字にまとめた時点で、その数字は何かを隠しています。
そして通貨とチェーンの選び方も、この区間に効きます。対応通貨の一覧を出しているのは100社中30社で、その読み方は対応通貨のページにあります。
なぜ他所の表には数字が入っているのか
理由は三つ考えられます。事業者の宣伝ページの文言をそのまま欄に写した場合。読者から寄せられた話を平均した場合。そして、根拠を示さずに書いた場合です。
三つのどれであっても、欄の中身は文書ではありません。
宣伝の文言は日付なしで書き換わります。寄せられた話は、条件も金額も本人確認の有無も揃っていない集まりで、平均に意味が出ません。根拠のない数字は、あとから確かめる方法がありません。この三つを区別せずに一つの欄へ入れると、表全体がその欄の精度に引きずられます。
だから当サイトはその欄を作っていません。作らなかった欄と、作ったのに埋まらなかった欄は別のもので、区別の仕方は書き方のページに書いています。
自分で測るとしたら、何を記録するか
私たちには口座がないので、測っていません。ここに書けるのは、測るなら何を記録することになるか、という手順だけです。
出金を押した時刻。事業者が送信したと表示した時刻。チェーン上で確定した時刻。この三つは別々の数字で、一つにまとめた瞬間に比較の意味が消えます。
そして書類を求められたなら、求められた日と、提出した日と、承認された日。
一度の記録は、その事業者のその日の記録でしかありません。一件で「この事業者は速い」と言えないのは、統計の話ではなく、条件が毎回違うからです。文書から確かめられる範囲は自分で確認するページに四段階で書きました。
このページが結論にしないこと
速い事業者を選ぶ方法は、ここには書けません。速さの数字が文書にないからです。
書けるのは、遅れが生まれる場所が三つあり、そのうち二つには項の番号が付いた記載があるということだけです。金額の上限と、書類の期限。残りの一つ、確定までの時間は、事業者の文書ではなくチェーンの側の話になります。
数字がない欄を埋めないことが、この表でできる唯一の誠実さです。
- 出金までの時間はどこに書かれていますか。
- 私たちが読んだ範囲では、表の10社の文書のどこにもありません。「即時」「数分」といった表現は宣伝のページに置かれていることがありますが、そこには日付も条件も付いていません。規約に書かれていない数字は、比較の材料になりません。
- 所要時間の代わりに何を見ればいいですか。
- 期間つきの出金上限と、書類提出の期限です。前者は100社中14社、表の10社では2社が書いています。後者は表の中で1社、Rocketpot が11.4項に30日と書いています。どちらも、遅れが起きる場所そのものです。
- 「即時出金」という表現をどう読めばいいですか。
- 何が即時なのかが書かれていなければ、読み方が決まりません。事業者が送信する時点と、その送信がチェーン上で確定する時点は別です。どちらを指しているかが書かれていない表現は、速さの約束ではなく言い回しです。