本文へスキップ
kasoutsuka-casino

10社の記録から

出金が止まったとき、誰に何を言えるか

話しかけられる相手は三つあり、残高を持っているのは最初の一つだけです。そしてこのサイトの記録では、表の10社の連絡先の欄は10社とも空欄です。読めなかったからで、ないからではありません。

相手は三つ、残高を持っているのは一つ

出金が止まったとき、言葉を向けられる相手は三つあります。事業者そのもの、その事業者に番号を出した発行元、そして日本側です。

三つのうち、残高を実際に持っているのは最初の一つだけです。

この形を先に描いておくのは、二つ目と三つ目に時間を使う人が多いからです。登記は支払いを命じませんし、日本には許可を出した役所がないので、監督する役所もありません。順番でいえば、規約を開くのが先で、相手を探すのはそのあとになります。

連絡先の欄は、10社とも空欄です

このサイトの記録には、事業者ごとの連絡手段を書く欄があります。10社ぶんのその欄は、10社とも空欄です。

一件も読めていません。ゼロです。

窓口がないという意味ではありません。当サイトが事業者のページからその項目を読み取っていない、という意味です。ほかの欄と同じ扱いで、読めなかったことを読めなかったと書いています。ただ、この欄の空欄はほかの欄より重く出ます。上限が空欄なら出金の日に分かりますが、連絡先が空欄だと、困った当日に探すことになるからです。

だから入金の前にできることが一つ増えます。事業者のページを開いて、問い合わせの経路がいくつあるか、チャットだけなのか、宛先のあるメールがあるのかを自分で見て、控えておくことです。

チャットの画面は閉じると手元に残らないことがあり、メールは送った側に記録が残ります。

止まったのが争いではなく、条項であることがある

抗議を始める前に見るのは、いま起きていることが規約にすでに書かれた規則かどうかです。表の10社では、その規則が三種類の欄に分かれています。

期間あたりの上限を書いているのは2社です。Rocketpot が月5,000 US$を11.5項に、Wild.io が週100,000 US$を9.6項に書いています。残る8社は上限そのものの記載を読み取れていません。数え方と、100社では14社だけだという話は出金上限のページにあります。

上限にかかった支払いは、拒否ではなく日程です。

分割払いはまた別の条項です。Vave は上限を置かず、50,000 USDT を超える額を最大30日かけて等分して払うと8.8項に書いています。総額は変わらず、届く形が変わります。この二つを一つの欄に混ぜると、表のほうが嘘をつきます。

処理にかかる日数を書いたのは2社です。Vave が最大3日と8.1項に、Rocketpot が72時間以内と11.3項に書いています。8社は日数について何も書いていません。

書いていないことは、速い証拠にも遅い証拠にもなりません。

三つ目が本人確認です。金額を書いたのは2社で、Rocketpot が2,500 US$を11.4項に、Empire.io が2,000 USDT を5.4項に置いています。残る8社は金額を書かず、裁量で求めます。Vave の8.7項はその典型で、どの出金でも支払い前に書類を求めることができ、提出の期限は14日です。金額を書いた5社と書かない95社の内訳は本人確認のページにあります。

なぜ最初の出金のときに出てくるのか

入金の側には確認がほとんど挟まりません。書類を求める条項は、たいてい支払いの側に置かれています。

だから、規約に書かれていたことが読者の目に見えるのは、最初の出金の日になります。

対象外の国の一覧も同じ位置にあります。表の10社については、9社の一覧を読めていて、そこに日本の名前はありません。10社目の Vave は一覧そのものを読めていないため未読のままです。名前が載っている7社の内訳は対象外の国のページにあります。

つまりこの10社に限れば、支払いの日に出てくる可能性が高いのは国の一覧ではなく、金額の書かれていない本人確認の条項のほうです。8社がそちらに当たります。

10社の一覧。各欄はライセンス登記と事業者自身の規約から取っています。空欄は「読めていない」という意味で、「ゼロ」でも「上限なし」でもありません。日本の許可の欄はありません。日本にはオンラインカジノの許可制度そのものがないからです。
事業者ライセンス本人確認対応通貨対象外の国開く
VaveCuraçao Gaming Authority金額の記載なし6リスト未読開く
RocketpotCuracaoUS$2,5001334
DuckDiceAnjouan Gaming Board金額の記載なし1016
Empire.ioAnjouan Gaming Board2,000 USDT未読12
MetaspinsCuraçao Gaming Authority金額の記載なし858
RainbetAnjouan Gaming Board金額の記載なし911
ShuffleCuraçao Gaming Authority金額の記載なし615
Wild.ioCuraçao Gaming Authority金額の記載なし1245
Wolf.betAnjouan金額の記載なし1348
BitslerCuraçao Gaming Authority金額の記載なし未読1

Vave は当サイトの提携先で、この行のリンクは有料掲載です。読者が口座を開くと当サイトに報酬が入ります。並び順は報酬では決まりません。Vave はこのページの集計にも順位づけにも入れていません。同社の対象外の国リストは読めていないため、その欄は「リスト未読」のままです。

登記は番号に答えて、支払いには答えない

二つ目の相手には公開の登記があります。表の事業者は Curaçao Gaming Authority と Anjouan の二つに分かれます。

登記が答える範囲は狭く、そして役に立ちます。その番号が実在するか、名義がどの会社か、状態がどうなっているか。そこまでです。

支払いを命じる機能は登記にありません。発行元が利用者の申立てをどんな手順で受け付けるのかは、当サイトが読んで確かめた項目ではなく、確かめていない手順をここに段取りとして書くことはしません。

それでも番号を引く価値はあります。100社のうち番号を出したのは68社ですが、番号の種類は53しかなく、9つの番号が24のブランドを覆っています。登記されるのは会社で、画面に出るブランド名ではないからです。

一つの番号が複数の看板を覆うという事実は、止まったときに意味を持ちます。別のブランドに移っても、相手が同じ会社ということがあるからです。照会の結果が5通りに割れる話は登記照会のページに、番号が証明する範囲はライセンス番号のページにあります。

日本側に、この件を受ける窓口はない

三つ目がいちばん短く終わります。オンラインカジノを許可する制度が日本にない以上、その事業者を監督し、支払いを命じる日本の手続きもありません。

警察庁は賭博の事件を捜査する官庁であって、許可や登録の窓口ではありません。

制度の形そのものは日本の制度のページで扱っています。このページはそこから先の判断をしません。描いているのは、誰が何に答える立場にいるかという地図だけです。

結論は最初の絵に戻ります。交渉の相手は事業者一つで、あとの二つは確認のためのものです。

後から使えるのは、書面で残ったものだけ

手元で決められる部分は記録です。要求が来た日、出した書類の種類、事業者が引いた項の番号、返事が来た経路。その四つをその都度書き留めておくと、以降のやり取りが同じ紙の上で進みます。

項の番号を引かない返事は、返事ではなく案内です。

期限の書かれた条項は別に印を付けておくと使えます。当サイトの表で提出期限の欄が埋まっているのは1社、14日(8.7項)です。期限が書かれていれば同じ日数が双方に当てはまりますが、書かれていなければ、いつまで待つのかという基準そのものが文書にありません。

通貨も一緒に控えます。表の金額は US$ と USDT で書かれていて、日本円で書かれた値は一つもありません。どの時点の相場で換算するのかは項に書かれていません。

このページが書かないこと

このサイトはどの事業者にも口座を持たず、入金もしていません。ですから出金に何日かかったか、窓口の応対がどうだったかという話はここにありません。

回収できる見込みの割合も書きません。その数字を作るには、当サイトが持っていない事例が必要です。

書けるのは、どの項に何が書いてあり、どの欄が空で、空であることが何を意味するかまでです。欄を作る条件は書き方のページにあります。賭けの問題で困っている場合は、ギャンブラーズ・アノニマス日本が費用のかからない匿名のミーティングを開いています。

表の10社の問い合わせ窓口は分かりますか。
分かりません。当サイトの記録では、連絡手段の欄は10社とも空欄です。窓口がないという意味ではなく、当サイトがそこを読んでいないという意味です。空欄の扱いはほかの欄と同じで、読めなかったことを読めなかったと書いています。
出金にかかる日数を書いている事業者はどこですか。
2社です。Vave が最大3日と8.1項に、Rocketpot が72時間以内と11.3項に書いています。残る8社は日数についての記載を読み取れていません。日数の記載がないことは、速い遅いのどちらの証拠にもなりません。
止まったらすぐ争いになりますか。
まず規約の側を見ます。上限、分割払い、本人確認の三つは、事業者が先に書いてある規則です。規則どおりの遅れは争いではなく日程です。どこを開くかはこのページに項の番号で並べています。
発行元の登記に申し立てられますか。
登記が答えるのは、その番号が存在するか、名義がどの会社か、状態がどうなっているかまでです。発行元が利用者の申立てをどんな手順で受けるかは当サイトの記録にない項目で、読んでいない手順を手順として書くことはしません。
日本の役所に届け出る先はありますか。
オンラインカジノを許可したり登録したりする制度が日本にないため、その事業者を監督して支払いを命じる日本の手続きもありません。警察庁は賭博の事件を捜査する官庁であって、支払いの窓口ではありません。

書いたのは kasoutsuka-casino 編集部

事業者の規約とライセンス登記を読む 更新 2026年9月3日