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30本の一覧に書かれていないこと

同じ通貨名でも、ネットワークが違えば別の値段になる

事業者の一覧に並んでいるのは通貨の名前であって、経路の名前ではありません。100社の記録に、ネットワークを示す欄も手数料の欄もありません。読めるのは名前までで、値段はそこに書かれていません。

一覧に並んでいるのは名前で、経路ではない

事業者が公開しているのは、受け付ける通貨の名前を並べた一覧です。BTC、ETH、LTC、USDT というふうに並びます。

その一覧に、経路の名前は入っていません。

100社ぶんの記録で通貨の欄に入るのは名前だけです。どのブロックチェーン上のものかを示す欄がなく、手数料の欄もありません。作らなかったのではなく、規約の側から取れなかったので作れませんでした。

この欠けている二つが、入金の日にそのまま値段の差になって出てきます。

数えられたのは名前の出現回数まで

一覧そのものを読めたのは100社のうち30社です。その30本を並べて名前を数えると、BTC が29回、ETH が28回、LTC と USDT が23回ずつ出てきます。

続く名前は、DOGE が18回、XRP と BNB が15回ずつ、TRX と BCH が14回ずつ、SOL と USDC が13回ずつです。

数えられたのはここまでです。29という数は「BTC という名前が29本の一覧にあった」という意味であり、29社が同じ条件で BTC を扱っているという意味ではありません。名前の一致は条件の一致ではないからです。

一覧の長さや中央値の話は対応通貨のページで扱っています。このページが見ているのは、その一覧に書かれていないほうです。

同じ USDT が、複数の経路の上にある

USDT は一つのブロックチェーン専用の通貨ではありません。複数のネットワーク上に同じ名前で発行されています。

だから「USDT に対応」という一行は、宛先を一つに決めません。

23本の一覧に USDT の名前があったからといって、その23本が同じ経路を指しているとは読めません。一覧が名前だけで書かれている以上、どの経路なのかは一覧の外にあります。入出金の画面でネットワークを選ばせる形になっているのか、事業者側が一つに固定しているのかも、規約からは読み取れていません。

同じことは他の名前にも起きます。名前は一つ、経路は複数、という形が成り立つ通貨がいくつもあります。

そして経路が違えば、宛先の文字列の形が違います。

TRX が14本にあることは、USDT の経路の話ではない

一覧を読むときに混ざりやすいのがここです。TRX が14本、SOL が13本、ETH が28本の一覧に出てきます。

これは、その通貨そのものを受け付けるという記載です。

同じネットワークの上に乗っている別の通貨を受け付けるという記載ではありません。二つは別の項目で、当サイトの記録では前者しか読めていません。したがって、TRX の名前があるから USDT もその経路で送れるはずだ、という読み方は記録の外に出ます。

一覧から言えるのは、名前があるかないか。そこまでです。

10社の一覧。各欄はライセンス登記と事業者自身の規約から取っています。空欄は「読めていない」という意味で、「ゼロ」でも「上限なし」でもありません。日本の許可の欄はありません。日本にはオンラインカジノの許可制度そのものがないからです。
事業者ライセンス本人確認対応通貨対象外の国開く
VaveCuraçao Gaming Authority金額の記載なし6リスト未読開く
RocketpotCuracaoUS$2,5001334
DuckDiceAnjouan Gaming Board金額の記載なし1016
Empire.ioAnjouan Gaming Board2,000 USDT未読12
MetaspinsCuraçao Gaming Authority金額の記載なし858
RainbetAnjouan Gaming Board金額の記載なし911
ShuffleCuraçao Gaming Authority金額の記載なし615
Wild.ioCuraçao Gaming Authority金額の記載なし1245
Wolf.betAnjouan金額の記載なし1348
BitslerCuraçao Gaming Authority金額の記載なし未読1

Vave は当サイトの提携先で、この行のリンクは有料掲載です。読者が口座を開くと当サイトに報酬が入ります。並び順は報酬では決まりません。Vave はこのページの集計にも順位づけにも入れていません。同社の対象外の国リストは読めていないため、その欄は「リスト未読」のままです。

値段を決めているのは事業者ではない

送金にかかる金額は、事業者の規約ではなくネットワークの側で決まります。混み具合によって同じ日の中でも動きます。

だから規約に金額が書かれていないのは、隠しているからとは限りません。

書けないから書いていない、という説明のほうが形に合います。ただ結果は読者にとって同じで、事前に文書で確かめられる金額がないということです。当サイトの記録に手数料の欄がないのも同じ理由です。

確かめられる場所は一つあります。送る直前に自分の側の画面に出る表示です。そこには経路と金額の両方が出ます。文書ではないので当サイトはそれを記録に使いませんが、読者が自分の取引について確かめる材料としては、いちばん確実な場所です。

入金と出金で二回かかる、という点も忘れられがちです。

名前が同じでも、宛先の形が違う

経路が違えば、事業者が発行する入金先の文字列の形も違います。名前が同じ通貨でも、経路が違えば別の宛先になります。

つまり、確かめる順番は「通貨を選ぶ」より前に「経路を選ぶ」が来ます。

誤った経路に送った場合の扱いについては、当サイトは何も書けません。表の10社のどの規約からも、その場合を定めた条項を読み取れていないからです。読んでいない条項について結果を書くことはしません。

書けるのは、その条項を読者自身が探すときにどこを開くか、という話までです。入出金に関する節と、責任の所在に関する節が別の場所にあることが多く、両方を見る必要があります。

表の10社では、一覧の長さも揃っていない

このページの表に並ぶ10社のうち、通貨の数の欄が埋まっているのは8社です。13、13、12、10、9、8、6、6。2社は空欄です。

空欄は数が少ないという意味ではなく、文書から数を取れなかったという意味です。

ここでも欄が答えているのは長さだけで、経路については何も答えていません。長い一覧の事業者が短い一覧の事業者より安いとは限らず、その比較を成り立たせる材料が記録の側にありません。

通貨の欄が4つの欄のなかでいちばん弱く事業者を分けるのは、このためです。上限や本人確認の欄には金額と項の番号が付きますが、通貨の欄に付くのは名前だけです。金額の付いた欄の読み方は出金上限のページ本人確認のページにあります。

入金の前に確かめられる三つ

どれも事業者の画面で数分です。

入出金の画面で経路が選べるかを見る。 通貨を選んだあとにネットワークを選ぶ欄が出るかどうかで、宛先が一つに固定されているかが分かります。

表示された金額を、送る直前に自分の画面で読む。 文書に書かれていない値はここにしか出ません。入金と出金で二回出ます。

規約の入出金の節と、責任の節を両方開く。 経路の誤りについての記載は、入出金の節ではなく責任の節に置かれていることがあります。

三つとも、読んでから決められる範囲の話です。当サイトはどの事業者にも口座を持たないので、実際の画面で何が表示されたかは書きません。書き方の決まりは書き方のページにあります。賭けの問題で困っている場合は、ギャンブラーズ・アノニマス日本が費用のかからない匿名のミーティングを開いています。

事業者の通貨一覧に、ネットワークは書かれていますか。
当サイトの記録には書かれていません。100社ぶんの記録で通貨の欄に入っているのは名前だけで、どのブロックチェーン上のものかを示す欄がそもそもありません。ネットワークの表示は、入出金の画面で読者自身が確かめる項目になります。
手数料はどこに書いてありますか。
100社の記録に手数料の欄はありません。作らなかったのではなく、規約の側から金額を取れなかったので作れませんでした。金額を決めているのは事業者ではなくネットワークの側で、送る直前に自分の画面に表示されます。
USDT が23社の一覧にあるなら、どこでも同じ条件ですか。
同じとは限りません。23という数は「USDT という名前が一覧にあった一覧の本数」です。その USDT がどのネットワーク上のものかは一覧に書かれておらず、経路が違えば宛先の形も、かかる値段も別になります。
TRX や SOL が一覧にあれば、USDT もその経路で送れますか。
そうは読めません。TRX が14本、SOL が13本の一覧に出てきますが、それはその通貨自体を受け付けるという記載であって、別の通貨をそのネットワークで受け付けるという記載ではありません。二つは違う話です。
違うネットワークに送ってしまった場合はどうなりますか。
当サイトは答えを持っていません。表の10社のどの規約からも、その場合の扱いを定めた条項を読み取れていないからです。読んでいない条項について、こうなるはずだと書くことはしません。

書いたのは kasoutsuka-casino 編集部

事業者の規約とライセンス登記を読む 更新 2026年9月3日